自民総裁選 全党員参加型の「フルスペック」10月4日投開票の方針

2025.09.10(水)

10:00

石破首相の退陣表明に伴う自民党の総裁選について、自民党は9月9日の総務会で所属国会議員と全国の党員・党友が参加するいわゆる「フルスペック」方式で実施することを決めました。

石破首相の退陣表明に伴う自民党の総裁選について、自民党は9月9日の総務会で所属国会議員と全国の党員・党友が参加するいわゆる「フルスペック」方式で実施することを決めました。

会合後、自民党の鈴木総務会長は「衆院および参院で議席が過半数を割る中、新しい総裁を選ばなくてはならない。ある意味、わが党の浮沈のかかった総裁選になると思う」と危機感を示した上で「党員・党友の皆さんの声を幅広く反映させる方式がこういう時こそ望ましい。フルスペックという選択は正しい選択だったと思っている」と自画自賛しました。また、森山幹事長は「解党的出直しを図り、新たな時代の国民政党として前進するための重要な機会」だと、総裁選の意義を強調しました。

一方、午後には総裁選管理委員会が開かれ、選挙期日は9月22日に告示、10月4日に投開票とする方針を取りまとめました。10日の総務会で正式決定する予定です。自民党の逢沢総裁選管理委員長は「臨時総裁選をフルスペック型で臨むのは今回が初めて。秋の臨時国会等、政治日程も当然考慮しなければならないし、来年度の準備も待ったなし。そういった全体の政治日程を考え12日間とした」と説明しました。

総裁選を巡ってはこれまでに、自民党の茂木前幹事長が出馬の意向を表明していて、高市前経済安全保障相と林官房長官も出馬の方針を固めています。

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