東京・葛飾区は9月3日、全国で初めてとなる「音声認識を活用したAIシステム」を区の施設の窓口に導入すると発表しました。

このシステムは区民と職員の会話をAI=人工知能がリアルタイムで認識し、住民の質問への回答を自動生成する仕組みで、窓口で対応する職員をサポートするものです。
AIが質問内容に対して、区の条例などの出典元を提示した上で回答を作成するため、葛飾区は資料を探す時間の短縮やトラブル防止にもつながるとしています。
会見で葛飾区の青木克徳区長は「(職員は)全てについてもちろんある程度勉強しながらレベルを高めているが、それでも、後ろを向いて他の人に聞いたり相談しながら(業務をしているのが現状)。それをこのAIでかなり的確に答えが出せれば、スピードアップが図れる」と活用に期待を示しました。
葛飾区は9月から区役所でテスト検証をした上で、2026年4月から区民事務所への設置を目指すとしています。