東京・八王子市で自動運転の実験中のバスが道路脇の木にぶつかりました。乗客3人が軽いけがをしたとみられ、警視庁が詳しい状況を調べています。

8月29日午前11時半すぎ、八王子市高尾町で「自動運転のバスが事故を起こした」と乗客から110番通報がありました。事故があった現場では木の表面が大きくめくれ、付近にはガラスが散らばっていました。
警視庁によりますと23日から東京都が実証運行を開始したばかりの自動運転バスが走行中に街路樹に接触し、バスのフロントガラスの一部にひびが入ったということです。この事故でバスの乗客3人が軽傷を負ったとみられ、そのうち1人が病院に搬送されました。
この自動運転バスは「レベル2」で、運転手が同乗して操作の一部を自動にするもので、今のところ、自動と手動どちらの運転中に事故が発生したかは明らかになっていないということです。
警視庁は運転手が過失運転致傷の疑いとなる可能性も視野に入れ、事故が起きた原因を詳しく調べています。