全国の知事たちで作る組織・全国知事会の会合が8月26日、東京・千代田区で開かれ、新たな会長に選任された長野県の阿部守一知事(64)はいわゆる「東京一極集中の是正」について、東京都などと協調して進めていく考えを示しました。阿部新会長は「多くの皆さんと一緒になって共通の解決策を見いだせるよう取り組んでいきたい」と述べました。

これまで、全国知事会では地方の知事たちが「人口減少に対応するには東京一極集中の是正が必要」と訴える中、東京都の小池知事は「人口減少は国全体の問題で、因果関係が不明瞭」などと反論していました。2024年8月の会合に出席した際、小池知事は「特定の地域の人口・産業の集積を、日本全体の人口減少に関連付けた主張が行われている。因果関係が不明確な主張を前提とした記述は取り除くべき」と訴えていました。
26日の会見で、阿部新会長は「過度な一極集中は課題」だとする一方で、東京都とも議論を深めて対応していく“協調姿勢”を示しました。阿部新会長は「政府・行政の機能を含め、いろいろなものが東京に集中している現状がある。(その一方で)小池知事も全国知事会のメンバーなので、もちろん小池知事の意見もしっかり踏まえながら議論していく。共に進めていけるような方向性を見いだしていかないといけない」と発言しました。