子どもの意見が反映される社会を目指して、海外の子どもたちと東京の子どもたちが交流する「こどもシンポジウム」の初開催に先立ち、東京都庁でシンポジウムに参加する学生38人が8月21日、小池知事を表敬訪問しました。

ベルギーから参加するガブリエルさん(18)は「シンポジウムに参加し、遠く日本まで私たちの声を届ける機会を得られたことを大変光栄に思います」とあいさつしました。
これに対し小池知事は東京都で進める「チルドレンファースト」の取り組みを紹介し、今後の活躍に期待を寄せました。小池知事は「子どもたちが社会の一員として意思表明する機会が増えることを期待しています」と応じました。
午後に江東区で開催されたシンポジウムでは、子どもたちが考えた「こどもにやさしい都市」のビジョンなどが発表されました。
参加したのは東京都に招待されたベルギー・アイルランド・インドネシア・台湾の学生と、都内在住・在学の中高生です。この中では「国と若者に関連のある課題を専門家と共に考えるべき」など、活発な意見交換が繰り広げられました。アイルランドから参加した学生は「大人は私たち若者とやりとりしながら進めるべき」、別の学生は「『こどもに優しい都市』は政府だけで作るものではありません。私たち全ての若者と共に作っていくものです」などと発言しました。
東京都は今後も子どもたちが意見交換できる場を作り、子ども目線に立った政策づくりを進めていくとしています。