真夏ならではの焼け付くような強い日差しが連日続き、8月4日の東京都心は最高気温36.1℃を記録し、3日連続の猛暑日となりました。また青梅では都内で今年一番の暑さとなる38.2℃を観測し、その他の地域でも八王子で38.0℃、練馬で37.2℃など、いずれも猛暑日となりました。

東京都心・銀座で、街の人に聞いてみると「先週ぐらいに熱中症になって病院で点滴をしたが、またなりそうだと思って怖い」(30代女性)、「自分は汗かきなので、汗をかいて服が染みにならないか心配」(20代男性)などと話していました。またドイツから東京にやって来たという人は「本当に暑い。湿気があり、とても疲れる。生き延びるために手持ち扇風機と日傘を買ったばかり。気候変動は心配。東京に来るのは初めてなので、いつもこんなに暑いのか分からないが、この暑さは健康にもよくないと思う。高齢者にとっては危険だ」と話していました。
<車のバッテリー上がり急増 出張整備件数おととしに比べ約5倍に>
危険な暑さが続く中、車に関するトラブルが急増しています。港区六本木にある車の出張整備を行う会社では、午前中から車両の故障などに関する問い合わせが相次いでいます。
この会社では多い日には1日300件以上の問い合わせがあり、7月からは特にバッテリー関連のトラブルが増えているということです。暑さが原因で増えている事例について、担当者は「エアコンを使うようになったりエンジンルームが高温になったりすることで、バッテリーなどの機器に影響があるので、電気関係の故障が増える」と話します。
近年の猛暑により整備件数は急増していて、この会社ではおととし=2023年7月の127件に対し、去年=2024年の7月は355件、今年=2025年の7月はおよそ600件と過去最多になったということです。また8月もこのペースでいけば700件を超える見込みだといいます。
家族での車の使用頻度も増えるお盆に向けて、車のコンディションは整えておきたいものです。担当者は「エンジンの掛かりが悪い、音がいつもと違うと感じた時に早めに点検するのが重要だと思う」と話していて、バッテリー不良への対策として、週に1回は30分から1時間ほどのドライブをするほか、長時間のアイドリングを避けることが重要だとしています。