「臨時国会召集」都内の新人議員の思いは 5日までの会期に日米関税交渉など論戦

2025.08.02(土)

10:00

7月の参議院選挙を受け、8月1日に臨時国会が召集されました。午前8時の国会正門の開門と同時に初登院した議員たちは、時折雨が降る中でも晴れやかな表情で国会議事堂へとゆっくりと歩みを進めました。“衆参両院で少数与党”という異例の国会に向けた意気込みを、東京選出の各議員に聞きました。

7月の参議院選挙を受け、8月1日に臨時国会が召集されました。午前8時の国会正門の開門と同時に初登院した議員たちは、時折雨が降る中でも晴れやかな表情で国会議事堂へとゆっくりと歩みを進めました。“衆参両院で少数与党”という異例の国会に向けた意気込みを、東京選出の各議員に聞きました。

自民党の鈴木大地議員は「政治家としてはまだひよっこですので、どんどん理解していかないといけない。改革すべきだと党則にも書いてありますよね。ですから(改革に)しっかり取り組んでいくことだと思う」と語りました。また、少数与党での国会についての受け止めを尋ねられると「初めてなので比較できない。現状の中でベストを尽くしていくだけ」と述べました。

参政党の塩入清香(さや)議員は「最大の物価高対策は消費税廃止。それ以上に大事なのは物価高を恐れずに済むような経済成長を実現していくことが大事。経済成長こそが最大の物価高対策。参政党には素晴らしい先輩がいるのでしっかりと学んで、いいパフォーマンスができるよう頑張りたい」と話しました。

国民民主党の牛田茉友議員は「(得票の)63万票は非常に重たいということはずっと考えていた。それは期待というより何とかしてくれということだと思うので、裏切ることのないようにという思い。スタートライン。きょうからさらに頑張る」と決意を語りました。

国民民主党の奥村祥大議員は「若い世代の声を反映をして“未来世代の声”も届くことをきちんと訴えていきたい。中学生・高校生からもダイレクトメッセージなどSNSでメッセージをもらうこともある。投票できないが未来を考えている、日本でこれから生きていくことに不安のある人たちの声もしっかり聞きながら、政治政策の実現に向け、全身全霊を懸けたい」と力を込めました。

また、東京都の外郭団体のアドバイザーとして都政のデジタル化を進めてきた、チームみらい党首の安野貴博議員は「新陳代謝があまりよくない状況が続いていた。それをわれわれが風穴を開けていきたい。もちろん良いものは吸収して継承しつつ、時代に合わせて変えるべきところは変えた方がいいのでは。しがらみなく言っていける立場だと思っている」と意気込みました。

それぞれの思いを新たに6年間の任期がスタートしました。臨時国会の会期は8月5日までで、4日に衆院で、5日には参院で予算委員会の集中審議がそれぞれ行われ、石破首相がアメリカとの関税交渉に関して説明します。

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