伊豆諸島・小笠原にも一時津波警報 都内でも水族館閉鎖や船の引き返しも

2025.07.31(木)

10:10

7月30日午前8時25分ごろ、ロシア・カムチャッカ半島付近を震源とする地震があり、気象庁は太平洋側など広い範囲に津波警報と津波注意報を発表しました。東京都内でも伊豆諸島と小笠原諸島に一時津波警報が出され、30日午後7時現在でも東京湾内湾・伊豆諸島・小笠原諸島に津波注意報が出されています。また、都内でも津波が観測され、八丈島で最大80センチ、小笠原・父島と神津島で40センチ、中央区晴海でも20センチを観測しました。気象庁は「少なくとも1日程度以上は津波の高い状態が継続する見込み」として、警戒を続けるよう説明しています。津波警報や注意報の発表により、東京都内でもさまざまな影響が出ています。

7月30日午前8時25分ごろ、ロシア・カムチャッカ半島付近を震源とする地震があり、気象庁は太平洋側など広い範囲に津波警報と津波注意報を発表しました。東京都内でも伊豆諸島と小笠原諸島に一時津波警報が出され、30日午後7時現在でも東京湾内湾・伊豆諸島・小笠原諸島に津波注意報が出されています。また、都内でも津波が観測され、八丈島で最大80センチ、小笠原・父島と神津島で40センチ、中央区晴海でも20センチを観測しました。気象庁は「少なくとも1日程度以上は津波の高い状態が継続する見込み」として、警戒を続けるよう説明しています。津波警報や注意報の発表により、東京都内でもさまざまな影響が出ています。

午前9時40分に東京湾内湾に津波注意報が発表されたことに伴い、東京・品川区は「しながわ水族館」など区内6つの施設を臨時で休館や閉鎖としました。区によりますと、津波注意報が発表されている限り、再開のめどは立たないということです。また、津波注意報を受け、お台場海浜公園内の砂浜には避難指示が発令されました。

影響は交通にも及んでいます。伊豆諸島への船を運航する東海汽船では津波警報の発表を受け、30日朝に竹芝を出航していた大島行きのジェット船2隻が引き返しました。また、神津島に向かっていた大型客船も大島沖に引き返していて、竹芝に戻る見込みです。港区にある竹芝客船ターミナルにはジェット船が引き返してきて、待合所では乗っていた多くの客が次の船の情報を待っていました。山形県から大島へと出張するところだったという40代・建設業の男性は「仕事で大島に向かっていたが、津波警報の影響で引き返してきたところ。船の時間がもう合わなくて帰るしかない」、大島に帰島しようとしていた30代の主婦は「周りのスマホで一斉に津波警報が鳴り出したので何かなと思っていた。周りの人は結構動揺していて、子どもが泣いたりしていた。大丈夫かなと心配だった」と話していました。

東海汽船は津波警報が出ている間は船は欠航とする方針で、この日各港から出航を予定していたジェット船は全て欠航となりました。翌日以降の出航については31日午前6時に津波警報の状況などにより判断し、ホームページなどで周知するということです。

また鉄道はJR東海道線の上下線と横須賀線の一部、湘南新宿ラインの一部で運転を見合わせるなど、各地で交通にも影響が出ました。

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