自民党内で「石破降ろし」が加速し、一部の地方組織が石破首相の退陣を求める中、自民党東京都連は7月25日に役員会合を開き「退陣を求めない」方針を固めました。

自民党東京都連の井上信治会長は会合後、TOKYO MXの取材に応じ「都連としては退陣を要求するとかではなくて、ちゃんと対応してもらいたいと要請したい」と述べました。そしてその理由として「都連の役員の中にも、党本部の選対や閣僚を務めている者もいる。総裁1人の責任ではないという意見があった」と説明しました。自民党都連によりますと、近日中に党本部に対して信頼回復に向け対応するよう要望する予定です。
石破降ろしを巡っては、自民党の中曽根康隆青年局長が森山幹事長と党本部で面会し、石破首相ら党執行部に対して、参院選での大敗の総括を終えた後に責任を取るよう申し入れました。これに対し、森山幹事長は「全国のメンバーの声は非常に重要だ。しっかり受け止める」と応じたということです。