東京都内は各地で気温が30℃を超える猛暑が続いています。練馬や青梅、八王子などでは7月24日、37℃を超える猛暑日となり、今年最高の気温を記録するなど暑い一日となりました。暑さ対策が必要な日が続く中、東京・江東区にある東京ビッグサイトでは猛暑を乗り切るための商品を集めた展示会が開催されています。今年6月には職場での熱中症対策が義務化されたこともあり、過去最多となる119社が出展するなど、暑さ対策商品への注目度は高まっています。

今回の展示会で多く見られたのが、衣類や帽子などで暑さ対策をする商品です。
暑さ対策として特に工事現場などですっかり主流となっているのが「ファン付きのウエア」ですが、出展社の中には、水の力だけで暑さをしのげるジャケットを販売しているメーカーもあります。去年から販売しているというこの商品は「気化熱冷却のシステムを採用している。水が蒸発する時に体温を奪ってくれて、その時に温度を下げている」といいます。冷たい水を入れるだけで使用できるため、ファン付きウエアと違って電気などを使わずエコであることや、バッテリーなどもないので軽いことも強みだということです。
さらに普段使いもできそうな商品もあります。独自の接触冷感生地を使ったポンチョは、水に濡らせば冷たさが1時間ほど持続するといいます。サーモグラフィーカメラで温度を見てみてもその差は一目瞭然です。さらにこの生地は紫外線を99%カットする機能もあり、日焼け対策としても使えるということです。
主催者は暑さが厳しくなる中、各企業の商品も急速に進化しているとして「基本的に暑さが毎年厳しくなっているのと 今まであったものだとなかなか対策として十分ではないということで、いろいろなものを開発する企業が多い。ニーズに合わせた製品が出てくると期待している」と話しています。