「大人+7℃」=「子ども気温」親子で熱中症対策 “いい日陰”の条件とは?

2025.07.25(金)

10:10

猛烈な暑さが連日続く中、東京・江東区で子どもに特化した熱中症対策のイベントが開催されました。

猛烈な暑さが連日続く中、東京・江東区で子どもに特化した熱中症対策のイベントが開催されました。

大人より地面に近く地面の照り返しなどの影響を受けることから、子どもの方が大人より7℃ほど気温が高くなり、大人が気付かないうちに熱中症になってしまう危険があるといいます。イベントではその対策として、子どもたちに「いい日陰」の見つけ方がレクチャーされました。

「いい日陰」の条件は「おおきい日陰」で「風が通る」「自然の近く」だということで、その頭文字を取って「夏のおかし」として子どもたちは日陰の大切さを学んでいました。実際、大きくて風通しがよく近くに草木がある日陰は、体感温度も涼しく感じられたようです。

イベントに参加した子どもたちは「大きい日陰で、風が通る、自然の近くっていう『おかし』を教えてもらった」「『おかし』を知ったから、きょうから(いい日陰を)探してみたい」などと話し、参加した大人も「日陰にも良し悪しがあるというのは知らなかった。見極めるポイントも教えてもらったので、公園で遊ぶ時も休憩ポイントなどをちゃんと選んでいきたい」と話していました。

気象予報士の多胡安那さんは、子どもの熱中症対策の必要性をより多くの人に知ってもらいたいとして「本当に危険で過酷な状況にいるのは子どもだということが分かってきた。子どもを守るために暑さ対策として、日陰を選ぶ・水分をいっぱい取るといったことをより強化してほしい」と話しています。

RELATED ARTICLE関連記事