お母さんは4mの巨人!? 歩くスピードも早すぎ…2児の母・豊崎由里絵が“子どもの視点”を疑似体験「子どもは毎日の生活を一生懸命頑張っている」

2025.07.23(水)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜17:59~)。育児の悩みを解決に導く「トヨサキ育児っと」のコーナーでは、子どもの気持ちを理解する体験型展示を紹介しました。

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜17:59~)。育児の悩みを解決に導く「トヨサキ育児っと」のコーナーでは、子どもの気持ちを理解する体験型展示を紹介しました。

◆子どもの気持ちを“疑似体験”

子どもたちがこの世界をどんなふうに見ているのかが体験できる展示イベント「もっと!こどもの視展〜こどもになる12の体験〜」(今年2月、東京・二子玉川ライズ スタジオ&ホールで開催)を、同イベントを手掛ける「こども視点ラボ」の沓掛光宏代表による案内のもと、3歳と6歳の子どもを育てているキャスターの豊崎由里絵が取材しました。

会場に足を踏み入れると、早速気になるものが。ベンチに大きな頭の人形が腰掛けています。それは赤ちゃんの頭を大人に換算して作られた「ベイビーヘッド」というコンテンツです。

新生児の頭の大きさや重さを身長180㎝、体重70kgの男性に置き換えると、頭部は長さ45㎝。重さは約21kgという計算になり、それを具現化させたこの人形。隣には20kgのおもりが用意されており、それを豊崎が持ってみると「腰が無理……」と悲鳴をあげます。このように子どもの目線から見た生活を疑似体験できる様々な展示が。

◆子どもにとって、大人は4mの巨人に見える!?

続いてVRゴーグルをつけて体験するのは「4mの大人たち」。これは身長75㎝の子どもが、大人に怒られるシチュエーションを疑似体験できます。小さな子どもから見ると大人は4mの巨人に見え、体験した豊崎は思わずビックリ。

さらに、2歳児の手で持ったサイズ感を再現した朝食セット「2歳の朝食」を手にすると「これはこぼすわ……」と呟き、大人サイズに換算したランドセル「大人ランドセル」を背負って見ると思わずよろける豊崎。大人は軽々持てるものも、子どもには負担になっていることがわかります。

また、話した言葉が全て泣き声になってしまう「ベイビーボイス」を装着すると、伝える手段が「泣く」だけの赤ちゃんの気持ちが体験可能。豊崎は「もどかしいでしょうね」と吐露。

一方、2歳児が大人について行くときの速さを体験できる「2歳でWALK」を試してみると「待って、待って、待って〜」と豊崎は大人のスピードに全然追いつきません。

そして、「めちゃめちゃ疲れた。子ども2人、保育園児なのでバスの時間があるわけですよ。そうすると『もう行くよ! 早く歩いて!』と言っていたけど、まさに私は画面のなかの冷たいお母さんをやっているわけですね……」と反省しきりの豊崎。

さまざまなコンテンツを体験した豊崎は「子どもがいかに毎日の生活を一生懸命頑張っているか実感しました。(家に)帰ったら(子どもに)優しくしようと思いました」と感想を話していました。

豊崎の体験レポートに、エッセイストの小島慶子さんは「これはとてもいいですね。常設してほしい」と絶賛。

元裁判官で国際弁護士の八代英輝さんは「僕が思ったのは、たまに雨傘を抱えて持って歩く方がいますが、子ども目線で見るとそれがいかに危ないか、これを見ると気づかせてくれる」と注意を促します。

豊崎は、「私も保育士をやっているときはちゃんと膝をついて、目線を合わせて子どもたちと喋るのに、自分の家では料理をしながらとか、上から喋ってしまったりするので反省しました」と語ります。また、番組SNSには「高齢者タイプの展示会もやってくれないかな」という意見も寄せられ、みんな「確かに」と納得していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤 Live Junction
放送日時:毎週月~金曜 17:59~19:00(※18:55終了の場合あり) <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/live-junction/
番組X(旧Twitter):@livejunctionmx
番組Instagram:@livejunction_mx

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