夏の甲子園を目指す高校野球東京大会の熱戦をTOKYO MXは連日お伝えしています。7月15日の西東京大会3回戦では、シード校の八王子に大成が挑みました。春の大会でセンバツ出場校の二松学舎大付を破った八王子と、今大会2回戦で12点を奪う大量得点で快勝し勢いに乗る大成の一戦です。

最初にチャンスをつかんだのはノーシードの大成でした。1回表、5番・三浦のタイムリーで得点し、大成が先制します。
リードを許した八王子は4回ウラ、シード校の底力を発揮します。2アウト1塁・2塁で、2番・井上がセンター前のタイムリーで2対2の同点に追い付くと、なおも2アウト1塁・2塁で3番の佐藤がランナーを1人返し、逆転に成功します。さらに6回ウラ、6番・石本のタイムリーなどで3点を奪い大成を突き放します。
一方の大成も諦めません。8回表、2アウトながら2塁・3塁のチャンスで、打席には「絶対にランナーを返す」と強い気持ちだったという1番・髙野が意地の1点をもぎ取ります。しかし、大成の反撃はここまでで、シード校・八王子を苦しめた大成の夏は終わりました。大成の小倉大樹主将は「悔しさはもちろんあるが、みんなで最後までやり切ることができたから僕はそれだけでも十分。熱くなれて、すごく充実した3年間だった。この経験を生かして、続けられるなら(大学でも野球を)続けたい。やっぱり野球が好きなので」と語りました。
■東東京大会
実践学園 6-5 豊南
葛飾野 17-0 産業技術高専(5回コールド)
九段 1-0 深川
共栄学園 9-2 海城(8回コールド)
目白研心 4-3 大崎
成立学園 4-3 東京
大森学園 19-2 京華商(5回コールド)
東海大高輪台 14-12 立教池袋
明大中野 6-4 駿台学園
朋優学院 12-2 青井・足立東・葛飾総合・東京農産・南葛飾(6回コールド)
※以下の1試合は荒天のため、翌日以降の「継続試合」に
岩倉 7-0 芝(4回表)
■西東京大会
八王子 7-3 大成
世田谷学園 6-1 多摩大聖ケ丘
杉並 5-3 日野