台風の影響は… 先日の大雨で浸水被害の目黒区では対策をする人たちも

2025.07.15(火)

10:20

7月13日に発生した台風5号は関東の東の海上を北上していて、台風に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定になっています。このため、東日本では15日にかけて雨が降るところがありそうです。

7月13日に発生した台風5号は関東の東の海上を北上していて、台風に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定になっています。このため、東日本では15日にかけて雨が降るところがありそうです。

今のところ東京都内に大きな影響は見られませんが、10日の大雨で目黒川が氾濫危険水位に達し、住宅が浸水する被害があった東京・目黒区では住民たちが対策を進めていました。目黒区上目黒周辺の住宅街では今後も続く雨に備えて、浸水防止のため土のうを設置したり、10日に発生した浸水被害の片付けのため外に出していた家財道具が飛ばされないよう1カ所に集めたりと、住民たちが対応に追われていました。

区内でアパートを管理している女性は、先日の大雨で玄関まで浸水したため、今回の雨では部屋の前に土のうを設置しようと、区役所から全て自分で運んできたといいます。女性は「(10日は)停電が周りで起きていて、朝起きたらかなりの水が来ていた。水の跡がついていて、車の中もびしょびしょだった。目黒区役所に行ったら、土のうは持ってきてくれないというので全部自分で運んだ。汗まみれ。うちは床が低いのでそれも心配」と話していました。

目黒区では今後の台風への警戒として、建物の安全状況を確認するためパトロールを実施するほか、区内およそ60カ所に設置している緊急用の土のうの活用を呼びかけています。

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