「新宿駅西口エリアまちづくり」進行状況を初公開 歩行者デッキ2035年度完成へ

2025.07.11(金)

10:30

東京都は7月10日、新宿駅周辺のまちづくりの進行状況として、工事現場を報道陣に初公開しました。

東京都は7月10日、新宿駅周辺のまちづくりの進行状況として、工事現場を報道陣に初公開しました。

現在は駅で分断されている新宿駅の東西を線路の上を越えて歩いて行き来できるデッキや、イベントなどの開催もできる西口広場の整備を進め、2035年度の完成を目指します。他にも今年9月末以降には現在バスロータリーがある新宿駅西口の動線を変え、新たに東西を結ぶ歩道を設置するなど、新宿駅へのアクセス向上を図るということです。

東京都の担当者は「駅ビルや広場など街を一体的につくり替えて、人を中心とした空間にしていきたい」としています。

<新宿駅の東西つなぐ 長さ110メートルの歩行者デッキ整備へ>

東京都が進めている新宿駅西口エリアの整備についてまとめました。

西口と東口を結ぶ歩行者デッキは、新宿駅の線路をまたぐ形で、幅15メートル・長さ110メートルの歩行者デッキを設置することで、西口広場と東口広場を直接歩いて行き来できるようにします。現在、東西を直線的に結んでいるのは地下通路しかないため、目に見える地上部分に直通の通路を作ることでさらなる人の流れをつくり出したい考えで、2035年度の完成を目指しています。

また、新宿駅西口の駅前広場の整備については、今年9月末以降に動線が変わります。現在は西口の駅前からバスロータリーを挟んだ反対側に行くためにはぐるりと回り込む必要がありますが、9月末以降は新たな歩道ができ、ロータリー部分を横断できるようになる予定です。

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