6月18日の朝早く、東京・練馬区で軽自動車がトラック2台と相次いでぶつかりました。この事故で、軽自動車に乗っていた男女2人が死亡しました。都内ではこの日、複数の車が絡む「多重事故」が相次ぎました。

18日午前4時半ごろ、練馬区豊玉北の道路でトラック2台と軽自動車の事故が起きました。事故現場を捉えた画像では、軽自動車の車体が押しつぶされ、トラックも事故の衝撃のためかフロントガラス全体にひびが入り変形していて、衝撃の大きさがうかがえました。

この事故では軽自動車が1台のトラックと正面衝突した後、別のトラックにもぶつかったとみられ、軽自動車に乗っていた40代の男性と50代の女性が死亡しました。また、トラックに乗っていた男性2人は胸を強く打って重傷だということです。

＜江戸川区ではトラックなど7台絡む事故、5人が軽いけが＞

一方、江戸川区臨海町の路上では午前10時すぎ、トラック4台と乗用車3台が絡む事故が起きました。男性5人がけがをし、うち4人が病院に搬送されましたが全員軽傷だということです。信号待ちをしていた乗用車にトラックが突っ込んだとみられ、警視庁は事故の原因を調べています。事故から数時間たっても現場には車体全体が大破してフロントガラスも割れたトラックや車両の後部が大きく壊れた乗用車などが残され、捜査員による検証作業が行われていました。

この日、都内では交通事故が相次ぎました。品川区東品川のりんかい線・品川シーサイド駅近くの都道では午前9時すぎ、タクシーやトラック、それにオートバイなど6台が絡む事故がありました。この事故では20代から60代の男女合わせて7人がけがをしましたが、いずれも命に別条はないということです。