6月18日の東京都内は朝から気温がぐんぐん上昇し、最高気温は都心で34.4℃を記録し、府中や八王子、練馬などでは35℃以上の猛暑日となりました。正午すぎの新宿駅前では強い日差しが照り付け、立っているだけでも汗が止まらない暑さとなりました。また、街の人も日傘を差したり木陰で休んだりする姿が多く見られました。

東京消防庁管内ではこの日、15歳から94歳の男女57人が熱中症の疑いで搬送され、このうち、90歳以上の男性1人が重篤な症状となっています(18日午後3時現在)。
6月としては異例の暑さとなる中、熱中症対策グッズの需要が高まっています。都内にあるスポーツ用品店には暑さ対策のコーナーが設けられ、首に巻くクールリングや手持ちの扇風機、冷感スプレーなど、熱中症対策のグッズがたくさん並べられています。
職場の熱中症対策が6月から義務化されることを見据えてこのスポーツ用品店では去年より1カ月早い4月中旬から熱中症対策グッズの販売を開始していましたが、気温が上がった17日ごろから対策グッズを求める客が急増したといいます。店を訪れた男性客は「熱中症にならないためにも対策グッズをそろえておきたい。暑がりなので、こういったグッズがないと苦しい」と話していました。
Alpen TOKYOの市川孝則店長は「先週から気温が少しずつ上昇してきたので、それに伴い、売り上げも前年比200%ぐらいで推移している」と話しています。店には対策グッズへの問い合わせが気温の上昇とともに増加していて、熱中症対策グッズの売り場を拡大していきたいとしています。