コメ流通の実態把握へ…7万事業者の在庫調査へ セブン-イレブンでも備蓄米販売開始

2025.06.18(水)

10:00

小泉農水相は6月17日の閣議後会見で、コメの流通実態を正確に把握するため、販売や出荷を担うおよそ7万の事業者を対象に6月末時点での在庫などの報告を求める方針を示しました。小泉大臣はこの中で「前例にない取り組みも含めてやっていかなければならない。われわれが流通全体の解明に本気であるという明確なメッセージとしたい」と述べました。

小泉農水相は6月17日の閣議後会見で、コメの流通実態を正確に把握するため、販売や出荷を担うおよそ7万の事業者を対象に6月末時点での在庫などの報告を求める方針を示しました。小泉大臣はこの中で「前例にない取り組みも含めてやっていかなければならない。われわれが流通全体の解明に本気であるという明確なメッセージとしたい」と述べました。

農林水産省はこれまで、大規模な集荷業者や卸売業者を中心にコメの在庫を調査してきましたが、小泉大臣は「コメの流通が多様化してきたことに伴い、流通の実態把握ができなくなっていることが課題だ」と話し、調査対象の拡大で、より正確な実態の把握を目指します。

こうした中、コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンは6月17日から、東京や大阪などの合わせておよそ270店舗で無洗米にした備蓄米の販売を始めました。

東京・葛飾区内にある店舗では、販売開始からおよそ1時間半の午前8時半ごろには10袋あった備蓄米が全て売り切れました。備蓄米を購入した人は「妻がかなり高いと言っていたので、700円ぐらいで買えるのはものすごく安いのでは。早く今まで通りの値段になって、買いやすくおいしいコメが食べられればと願っている」などと話していました。

ファミリーマートとローソンの一部店舗では6月5日から既に備蓄米の販売を始めています。

RELATED ARTICLE関連記事