小泉農水相「聖域なし」コメ緊急輸入を検討 イオンではカリフォルニア米を販売

2025.06.07(土)

10:30

小泉農水相は6月6日の閣議後の会見で、コメの価格高騰に対応するため外国産米の緊急輸入を検討していることを明らかにしました。

小泉農水相は6月6日の閣議後の会見で、コメの価格高騰に対応するため外国産米の緊急輸入を検討していることを明らかにしました。

小泉大臣は「聖域なく、あらゆることを考えてコメ価格の安定を実現していく」とした上で「MA米(ミニマムアクセス米)に限らず、緊急輸入も含めてあらゆる選択肢を私は持って迎えたい。他の産品を見れば、足りない時は当然やっている。鳥インフルエンザで卵がなければブラジルから卵を入れている。ではコメについてはどうなんだ。こういった時に聖域化、タブー視が今まであったのでは」と述べました。

外国産のコメがにわかに注目される中、大手スーパーマーケットのイオンではコメ不足に対応するため、6日から「新たな食の選択肢」を目指してアメリカのカリフォルニア産100%のコメの販売が始まりました。価格は4キロで税込み2894円です。東京・江東区にある店舗では店頭に100袋が用意され、初日は1時間当たり5袋ほどが売れているということです。

カリフォルニア米を購入した人は「日本のコメじゃないから、たまには外国のコメも食べてみたいなと思った」と話していました。一方、検討はしたものの購入しなかった人もいて「日本のコメみたいにもちもち感があるのか、ちょっと心配しちゃう」「これが1500円から1800円ぐらいだったら買おうかなと思ったが(4キロで2894円)。備蓄米で(5キロで)2000円だったらもう、かなわないでしょう」などといった声も聞かれました。

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