東京都議会の第2回定例会が6月2日に開会しました。東京都の小池知事は所信表明で、この夏の“水道基本料金の無償化”について「都民の命と暮らしを守るため」だと強調しました。

小池知事は所信表明の中で「暮らしへの不安からエアコンなどの利用をためらうことがあってはならない。都民の命と健康と暮らしを守るため、この夏に限った臨時的な特別措置として、家庭の光熱水費への支援を行う補正予算案を編成した」と説明しました。
東京都は猛暑対策として今年=2025年に限って夏に4カ月間、一般家庭向けの水道基本料金を無償化すると発表していて、今回の定例会に368億円の補正予算案を提出しています。
また、都議会議員にとって現在の任期で最後の定例会となることを受け、小池知事は東京オリンピックや新型コロナへの対策などこの4年間の都政を振り返りました。そして「経験したことのないスピードで進む変化、しかし私たちは国に先駆けた先駆的な政策を共に練り上げ、道を切り開いてきた。1400万都民の多様な声を都政に届け、日夜、東京の発展に力を尽くされてきた皆さまに心より感謝申し上げます」と、都議らをねぎらいました。
都議会の定例会は5日間の日程で行われ、3日には各会派からの代表質問と一般質問が行われます。