“江戸川の爆発事故”区は被害住民への支援継続 近隣住民「もう埋まっていないよね」

2025.05.31(土)

10:30

東京・江戸川区は5月27日に起きた爆発事故について、被害を受けた住民に対する支援を今後も継続していくと明らかにしました。

東京・江戸川区は5月27日に起きた爆発事故について、被害を受けた住民に対する支援を今後も継続していくと明らかにしました。

江戸川区はガラスが割れるなどの被害が出た住宅に住む775世帯に対し、ブルーシートや宿泊施設の利用などを呼びかけ、これまでに97世帯にブルーシートを配布し、1人が宿泊支援を利用したとしています。30日の会見で江戸川区の斉藤猛区長は「職員38人が手分けして、困り事があればここに連絡してください、ブルーシートを配ります、宿泊施設も用意しますと書いて(周知を行ってきた)」と明かしました。

江戸川区は今後、個々の細かい問題にも対応できるよう、相談体制の強化を図っていくとしています。

一方、事故から3日たった爆発・火災現場周辺は朝から雨になり、応急措置として張られたブルーシートに雨が打ち付けていました。爆風によって破壊された窓を覆うため、マンションやアパートの窓の部分にはブルーシートがかぶせられていましたが、雨や風の影響で大きく揺れていました。

爆発現場のすぐ近くに住む男性は、窓ガラス以外にも玄関の壁が激しく損傷したと話し「窓がないと雨風がしのげない。光が欲しい時も窓がないと困る。そして虫も…蚊が入ってくる。外壁の一番の目的は雨を家の中に入れないことだから、窓の機能の基本、一丁目一番地が侵されている」と不安を口にしました。

また男性は、他にもまだガスボンベが埋まっているのではないかという不安が拭えないといいます。男性は「もう他には埋まっていないですよねということ。一生懸命、われわれが保険なのか実費なのか直して、まだ爆発物埋まっていますと分かったらどうなるのか。いまきちんと問題を払拭してくださいよと警察・消防に言いたい。行政指導もやってください」と訴えていました。

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