江戸川区の爆発事故…地中50センチにガスボンベ 被害住民「保険適用されるか不安」

2025.05.29(木)

10:40

5月27日に爆発事故が起きた東京・江戸川区東葛西の現場では、事故から一夜明けた28日、警視庁と東京消防庁が地中の状況をなどを調べるため、朝から現場検証が行われました。

5月27日に爆発事故が起きた東京・江戸川区東葛西の現場では、事故から一夜明けた28日、警視庁と東京消防庁が地中の状況をなどを調べるため、朝から現場検証が行われました。

地面を掘る際には重機は使用せず、スコップによる手作業で行われました。そして作業開始からおよそ2時間後、爆発が起きた現場からはガスボンベのようなものが引き上げられました。

捜査関係者によりますと、ガスボンベは地中50センチほどの深さに埋まっていたということです。警視庁は掘削作業中にドリルがボンベに当たり、漏れたガスに引火した疑いがあるとみて調べています。

爆発現場の周辺の住宅などには、割れた窓ガラスの部分にブルーシートが張られていました。爆発による被害を受けたアパートのオーナー・玉川裕子さんも、朝から割れた窓ガラスの補修に追われていました。玉川さんは「窓がなかったので、区がくれたブルーシートでふさぐしかなかった。誰でも入れる状態なのできのうは貴重品を持って急いで避難した」と話します。

玉川さんは爆発現場の周辺に8軒の物件を所有していて、全て被害に遭ったといいます。また、保険には加入していますが珍しいケースのため、保険が適用されるか不安だといいます。玉川さんは「これから補償問題。保険会社も来ているが、先ほど東京消防庁から罹災(りさい)証明のような紙はもらったが、最終的にどう使ってどうやっていくのかが不安」と話しました。そして「(修繕に)幾らかかるかちょっと想像できない。3年ぐらいしかたっていない新しい住宅なので、きちんと元に戻したいとは考えている」と語りました。

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