2021年に発生した新交通「日暮里・舎人ライナー」の脱輪事故を受け、東京都は再発防止策として脱輪防止の装置を設置すると明らかにしました。2028年度中の工事完了を目指すということです。

2021年10月7日に最大震度5強を観測する地震が発生した際、日暮里・舎人ライナーで脱輪事故が起き、乗客8人がけがをしました。これを受け、東京都は新たな再発防止策を検討してきました。
5月27日に公表された実施計画書には、脱輪防止や免振の装置を設ける方針が示されました。地震が起きた際に車輪が横にずれて脱輪しないよう固定する装置を設置するほか、列車の走行路を支える柱にダンパーと呼ばれる免振装置を設置して、揺れを低減するとしています。
東京都は2028年度中の完了を目指して今年度=2025年度から工事を進めていくということです。