「都議会自民党」で政治資金の不記載が問題となっている中、新たに自民党の「東京都連」のパーティーを巡って、複数の都議会議員に政治資金の不記載の疑いが浮上しました。“裏金化”していた可能性もあり、自民党東京都連が調査しています。

自民党都連によりますと、2023年1月に都連が開いた「東京政経フォーラム」では、所属する国会議員や都議会議員らに販売ノルマが課されました。都議には、配られた2万円のチケット100枚のうち、50枚分に当たる100万円を都連側に納める仕組みで、自民党関係者によりますと、ノルマを超えた分について複数の都議らが報告書に記載せず、中抜きした疑いがあるということです。
東京都議会議員選挙を前に浮上した新たな疑惑に、自民党の立候補予定者からは「事実だとしたら都議選へのダメージは甚大だ」「これだけ不記載が続くと、もう立ち直れないのではないか」といった声も聞かれ、6月に迫った都議選への影響が注目されます。