関心度アップ“睡眠の質”の向上 関連グッズ市場が拡大中

2025.05.03(土)

10:00

ゴールデンウイーク後半の4連休は「家でゆっくり休みたい」という人も多いのではないでしょうか。こうした中、「睡眠の質」にこだわる人が増えているようです。

ゴールデンウイーク後半の4連休は「家でゆっくり休みたい」という人も多いのではないでしょうか。こうした中、「睡眠の質」にこだわる人が増えているようです。

ゴールデンウイーク後半の4連休をどのように過ごすのか、東京・有楽町で聞きました。「日曜日から温泉に1泊出かける」「近場の遊園地に行こうかな。子どもが喜ぶので」などと、旅行や行楽地に出かけるという人がいる一方で「普段ずっと仕事で会社との行き来なので、できるだけゆっくり寝て過ごせたら」と話す人もいました。

また、家でゆっくり睡眠を取って休みたいという人の中には、睡眠の質を向上させるために工夫している人もいました。30代の主婦は「香りとか自分の好きなものに包まれて寝るようにしている。精神的につらかったり寝られなかったりということも昔はあったので、寝る前に寝るためのルーティンを考えてやるようにしている」と話していました。

睡眠の満足度に関する調査では「改善したい」と感じている人が9割ほどに上るというデータもあります。

ネット通販の「楽天市場」では2024年の睡眠関連グッズの流通額が、2019年と比べて6.4倍に拡大しています。4月に東京都内で行われた睡眠関連グッズに関するトレンド発表会では枕やマットレスだけでなく、寝る前に使うことで睡眠の質が向上できるというアイテムも紹介されました。自宅で簡単にヘッドスパの体験ができるというアイテムは、ランダムな振動が伝わってきて非常にリラックスすることができるというものです。

楽天市場の担当者は、睡眠関連グッズの市場は今後も伸びると予測しています。担当者は「コロナ禍で在宅で過ごす人が増え、睡眠の質に目が向けられるようになった。今後も伸びる期待のあるマーケットではないかと考えている」と話しています。

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