5月1日の東京都心は最高気温が23.8℃で夏日一歩手前となり、日なたでは肌をじりじりと焼くような日差しが降り注ぎました。本格的な夏の到来はまだ先ですが、新緑が映える五月晴れの季節でもすでに「紫外線」には注意が必要です。

港区赤坂の東京ミッドタウンでは、普段開放されていない芝生の上でピクニックを楽しめるイベントが開催され、多くの人が日焼け対策を講じながらゆったりとした時間を過ごしていました。ピクニックに訪れた人は「(子ども)2人とも帽子をかぶって日焼け止めを塗って。暑いからファンで暑さはしのげるけれど、紫外線対策は物理的に保護しなければいけないから。カーディガンも暑いけど長袖にしている」「虫よけスプレーと一緒になっている日焼け止めを塗って対策している。すぐに暑くなってしまうと思うので、そうすると外に出るのもつらくなってくる。これ以上暑くなってほしくない。今がちょうどいい」などと話していました。
外出の際、万全な日焼け対策が求められる中、東京・新宿にある大手の生活雑貨店では、暑さ・紫外線対策グッズが並ぶコーナーが開設されています。今年も厳しい暑さが予想されることや、性別を問わず美肌意識が高まっていることなどを受け、店では去年よりも1カ月前倒しして、2月中旬から特設コーナーを展開しています。日焼け対策をはじめとしたアイテム数も順次増えていて、去年と比べると300種類ほど多いおよそ1150の商品が販売されています。
自宅や外出先で手を洗わずに気軽に使えるスティックやミストタイプの日焼け止めのほか、肌の気になる部分だけを紫外線からカバーする“プラスワン”を意識したアイテムが人気だということです。
紫外線対策用品では直近1週間で前年比155%の売り上げとなっていることなどから、店では今後も需要に合わせてさらなる商品の拡充を検討しているということです。