子どもの“買って! 買って!”は成長の証…大事なのは買うものと買わないものの線引き、駄々をこねても親がブレないこと
2025.04.24(木)
06:50
TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜18:00~)。育児の悩みを解決に導く「トヨサキ育児っと」のコーナーでは、“子どもの買って買って攻撃”について取り上げました。

◆子どもの“買って買って攻撃”に、買ってしまう派・買わない派
デパートやスーパーなどで子どもが地面に寝転んだり、泣きながら“買って! 買って!”とおねだりする光景を目にすることがありますが、そうしたときにパパ・ママたちはどうしているのか。
街中で話を聞いてみると「結構甘やかしてしまう」(20代男性 子ども2歳・0歳)、「お金があるときは面倒くさいので買ってしまう」(30代男性 子ども5歳)、「ひとつだけって約束して買う」(30代女性 子ども3歳)といった声など、つい買い与えてしまう人の意見が。
一方で、「子どもが落ち着くまで待つ」(30代女性 子ども4歳・3歳・0歳)、「おもちゃコーナーのないところに行く」(30代男性 子ども3歳)、「買うそぶりだけする」(30代男性 子ども2歳)といった買わない派の方も。
元衆議院議員の金子恵美さんは、ついつい買ってしまうそう。「テーマパークとかに行って、そこでしか買えないとなると、後から後悔するけど買ってしまう」と話しつつ、「ただ、その後(子どもが買ったものを)ほったらかしにしていたら、次は買わない言い訳にする」とも。
◆子どものおねだりは成長の証!?
では、そもそもなぜ子どもは「買って! 買って!」とおねだりするのか。子育てアドバイザーの高祖常子さんによると、この行為は「これが素敵!」、「これが欲しい!」という自我が芽生えた証、自己表現ができるようになったということで、子どもの心が発達している証拠だとか。そのため、おねだりすること自体は悪いことではなく、「これは成長だ」と温かく見守ることが大事とアドバイス。
そして、子どもが駄々をこねて泣いたりするのは、単に「要求を通したい」というわがままではなく、「買いたいけど買えない」という気持ちの整理がつかずに葛藤しているとのこと。
では、子どもが駄々をこねたときはどうすればいいのか。高祖さんは、まず前提として“買わないものは買わない”という線引きは必要だと言います。さらには、子どもが駄々をこねても親の気持ちがブレないようにすることも。
駄々をこねたらなんでも買ってもらえると思ってしまうと要求が通る範囲がわからなくなり、注文がエスカレートしてしまいます。そのため、子どもの買ってほしいという自己表現は否定せず、一旦は受け止めることが重要だとか。例えば、お菓子を欲しがる子どもに対し「そうだね、このお菓子おいしそうだね」と同意しつつ、その後で「まだ家にお菓子はあるから今日は買えないよ」など、買わない理由を説明するのがベスト。
一方、本当は買わないのに「今度ね」と嘘をつくのは良くないとし、子どもとの約束はちゃんと守ることが大事だと高祖さんは話していました。
<番組概要>
番組名:堀潤 Live Junction
放送日時:毎週月~金曜 17:59~19:00(※18:55終了の場合あり) <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/live-junction/
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