東京・文京区の小石川後楽園では連日の暖かさでフジの花の開花が一気に進み、見頃を迎えています。

園の担当者によりますと、前日の4月20日まではつぼみが多かったということですが、この暖かさで一気に開花が進んだということです。
訪れた人たちからは「フジの花がこんなに見頃になっていると思わなくて、来てとても良かった。意外でした」(60代女性)といった声や「散歩するのはとても気持ちがいい。歴史的な庭園のよう」(30代女性・フランス人観光客)といった声、「暑い。まだ4月下旬だけどもう半袖ですから。もう少し春が長く続くといい」(70代男性)といった声も聞かれました。
今後も暖かさが続く見込みのため、担当者は見頃の期間が短くなるのではないかと懸念しています。担当者は「昔はゴールデンウイーク中に楽しめる花だったが、だんだん温暖化のせいか開花時期が早まっている。日本の四季は大丈夫かという心配をしている」と話しています。