コメ店頭価格14週連続で最高値更新 備蓄米の店頭販売に遅れも

2025.04.16(水)

10:20

農林水産省は3月31日から4月6日に全国のスーパーで販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前年同時期と比べ2倍以上高い4214円だったと発表しました。14週連続で最高値の更新となりました。

農林水産省は3月31日から4月6日に全国のスーパーで販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前年同時期と比べ2倍以上高い4214円だったと発表しました。14週連続で最高値の更新となりました。

街の人からは「高いでしょ、いま絶対に。子どもがいて、コメがいま欲しい時なので(困っている)」「雑穀米を入れてちょっとかさ増しする工夫をしている」「コメは必要だから食べてはいるが、スパゲティやそば、うどんを食べる回数が増えた」などといった声も聞かれました。

政府による備蓄米の放出はこれまでに2回、合わせて21万2000トン行われ、3月下旬から一部店頭に並んでいますが、現時点での放出効果は限定的となっています。

江藤農水相は4月15日の閣議後の会見で備蓄米の店頭販売について、中小の小売店から遅れが出てきていることを明らかにしました。江藤大臣は「特に中小のスーパーに話を聞くと『われわれのところにはようやく届いた』という段階。(備蓄米の販売は)『どうやら4月末とか5月に入ってしまうかもしれない』と(いう話も聞いている)」と述べました。

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