子どもの花粉症が増加、深刻な影響も…専門医が勧める誰でもできる対処方法とは

2025.04.15(火)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜18:00~)。育児の悩みを解決に導く「トヨサキ育児っと」のコーナーでは、“子どもの花粉症”について取り上げました。

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜18:00~)。育児の悩みを解決に導く「トヨサキ育児っと」のコーナーでは、“子どもの花粉症”について取り上げました。

◆増える子どもの花粉症、さまざまな弊害が…

ロート製薬が、2024年に0歳〜16歳の子どもを持つ親に「子どもの花粉症」について調査したところ、「花粉症と診断を受けた子ども」、または「おそらく花粉症だと思う子ども」は合わせて42.6%でした。この結果は、10年前よりも9.9ポイント増加しています。

そこで今回、番組ではアレルギーの専門医が在籍する八王子市の「山と空こどもアレルギークリニック」を取材。すると、同院の鈴木院長は「(花粉症が)低年齢で増えているのは間違いない」と指摘します。「2歳くらいから目もかゆいし鼻も詰まっているという子もいる」とも。

さらには、子どもの花粉症が増えることでさまざまな弊害が生まれているともいいます。「鼻詰まりだと集中もできない。あとは眠りの質が悪くなるので途中で起きてしまう子もいる。そうすると、昼間集中できないし眠いしということで勉強に影響が出てしまう」と危惧します。

ロート製薬が行った調査でも「授業など勉強に集中できない」、「夜眠れない」などが53.9%、半数以上が日常生活に支障があると回答しています。

◆子どもの花粉症は「初期療法」が大切

そこで鈴木院長は子どもの花粉症への対策として、早い時期から治療を始める「初期療法」が大切だと提言。「症状が出てから薬を使ってもなかなか難しい。症状がないときから、例えば、園とか学校に行く前にかゆくなくても目薬をさして、夕方帰ってきてまた目薬をさす。(鼻が)詰まっていないことを維持するために、毎日1回、もしくは2回の点鼻薬をすることが大切」と注意を促していました。

また、最近では子どもの花粉症対策におすすめの処方薬が出ています。それは昨年発売された世界初の目の周りに塗る花粉症の塗り薬「アレジオン眼瞼クリーム」。これは1日1回、まぶたに塗ることで目薬をさすのと同じ効果が得られるため、目薬が怖い子どもにとても有効です。

元裁判官で国際弁護士の八代英輝さんは「ウチの子どもも花粉症で、子どもは目薬をさそうとしても、さした瞬間に目をつむってしまって全部こぼれちゃう」と実体験を語ります。

これに、キャスターの豊崎由里絵も「わかる!」と同意。そして、「今は(子どもの)アレルギーも増えていて、子どももアレルギーで病院に行く時代だと思ってクリニックに頼るのもいいと思います」とまとめていました。

※この番組の記事一覧を見る

<番組概要>
番組名:堀潤 Live Junction
放送日時:毎週月~金曜 17:59~19:00(※18:55終了の場合あり) <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/live-junction/
番組X(旧Twitter):@livejunctionmx
番組Instagram:@livejunction_mx

RELATED ARTICLE関連記事