温かな春の風に包まれた4月7日、東京都内の多くの公立小学校で入学式が行われました。

葛飾区の葛飾小学校では、真新しいランドセルを背負った子どもたちが元気に登校しました。入学式には3クラス合わせておよそ70人の新1年生が出席しました。葛飾小学校の玉川智校長は「先生の話をよく聞きましょう。しっかり守れる人は元気よく手を上げてください」と子どもたちに呼びかけ、子どもたちは大きな声で返事をしていました。
新1年生にどんなことを頑張りたいか聞いてみると「勉強。漢字を書いたり」と答え、保護者は「自立を早くして、1人で何でもできるようになってほしい」と期待を語りました。また、別の新1年生は「テストを頑張りたい。99点と言わずに100点取ります!」と答えました。保護者は「小学1年生で幼稚園とは違うので、本人はやる気満々だと思う。そのままいってほしい」と笑顔を見せていました。
<大学で新入生歓迎のサークル勧誘 「闇バイト」注意の呼びかけも>
都内の大学でも春の入学シーズンを迎えています。千代田区神田神保町にある専修大学では7日、50以上のサークルや部活動に所属する在校生による、新入生の一斉勧誘活動が行われました。キャンパス内では多くのサークルや部活動が新入生を勧誘する声が響きわたり、にぎわいをみせていました。
新入生は「(法学部なので)法律研究会が気になって、入りたいなと考えている。弁護士になりたいので、勉強を頑張りたい」「(入るサークルは)決まっていない。チラシをもらったが、まだ迷い中。学科が英語以外も頑張るところなので、英語以外の言語も頑張って習得したい」などと話していました。
期待に胸が膨らむ新生活ですが、キャンパスでは新入生たちに、卒業生の1人が組むお笑いコンビが漫才で「闇バイト」などの危険性を伝える呼びかけも行われました。漫才を見た新入生は「(仕事内容が)簡単で高額なものには手を出さないようにしたいと思った」「アプリなどで闇バイトを見つけたらやめておこう、気を付けようと思った」などと話していました。