新年度が始まって1週間がたちました。就職したばかりの新社会人の中には、早くも退職を決断する人もいるようです。

退職希望者に代わって会社側に退職の意思を伝えるサービスを行う会社では、4月1日から7日までに新社会人からの依頼が113件に上っています。新年度開始から1週間の依頼数は前年(2024年)に比べておよそ2倍となっていて、特に土日の後の月曜日は依頼が多くなる傾向があるということで、7日の一日だけで新社会人からおよそ40件の依頼がありました。
「退職代行モームリ」の谷本慎二代表は「最初の1週間目は、入社式で圧を感じたとか研修で圧を感じたとか、入社式・研修絡みのことや、入社前と後で契約内容が違ったといった、相違の部分が非常に多く見受けられる」といいます。
そして、さらに今後も依頼の増加が予想されるということです。谷本代表は「恐らく1カ月たつとここに人間関係が加わってくるので、依頼が非常に増えると思っている」と話します。入社から1カ月がたつと社内の人と話す機会も増え、人間関係に問題が生じることで、退職の依頼が増えるということです。