財務省が森友学園問題の一部文書を開示 代理人弁護士「時間かかったがここまで来た」

2025.04.07(月)

10:00

財務省が森友学園への国有地売却に関する決裁文書を改ざんした問題で、改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局元職員の妻に対し、財務省は4月4日、交渉記録など関連文書の一部を開示しました。

財務省が森友学園への国有地売却に関する決裁文書を改ざんした問題で、改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局元職員の妻に対し、財務省は4月4日、交渉記録など関連文書の一部を開示しました。

関連文書を巡っては、改ざんに関与させられたことを苦にして自ら命を絶った近畿財務局の元職員・赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さんが財務省に開示を求めていました。

財務省は当初不開示としていましたが、裁判で不開示決定を取り消す判決が確定したことから、全体で17万ページ以上の文書を段階的に開示することを決めました。4月4日に開示されたのは、その一部となる2013年6月から2016年6月にかけての交渉記録や省内のやりとりなどがまとめられたファイルなどです。

雅子さんとともに財務省を訪れた代理人弁護士は、当時の指示系統が今後明らかになることを期待したいとしています。代理人弁護士は「開示請求からは随分と時間がかかって、高裁で勝てなかったら開示もなかった。誰がどのように指示したのかなど、そういうことが明らかになれば良い」と語りました。

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