どうする?赤ちゃんとのコミュニケーション…生後6ヵ月以上の赤ちゃんにおすすめの“ベビーサイン”とは?

2025.04.07(月)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜18:00~)。育児の悩みを解決に導く「トヨサキ育児っと」のコーナーでは、“赤ちゃんとのコミュニケーション”について取り上げました。

TOKYO MX(地上波9ch)の報道・情報生番組「堀潤 Live Junction」(毎週月~金曜18:00~)。育児の悩みを解決に導く「トヨサキ育児っと」のコーナーでは、“赤ちゃんとのコミュニケーション”について取り上げました。

◆赤ちゃんにはとにかく話しかけて!

赤ちゃんを育てるパパ・ママからは、「話しかけても(赤ちゃんの)反応がなくて気持ちがわからない」、「何をしても泣き止まないので気が滅入ってしまう」といった声をよく聞きます。

元裁判官で国際弁護士の八代英輝さんも「特に母親がいないときはどうすればいいのか。絶望的な気持ちになる」と赤ちゃんとのコミュニケーションの大変さを語ります。

そもそも赤ちゃんは悲しいときはもちろん、眠いとき、どこかがかゆいときなども泣くしかありません。では、どうやってコミュニケーションをとっていけばいいのか。子育てアドバイザーの高祖常子さんに伺うと、大前提として「泣き止まない赤ちゃんにうまく対応できないからといって自分を責めないこと」と言います。

そして、赤ちゃんが何も反応しなくても大人から話しかけることが重要とも。話しかけた際、一見赤ちゃんは無表情で反応していないように見えますが、実は理解しようとしているということが東大教授の論文で発表されているそうです。また、親が表情豊かにたくさん話しかけることで赤ちゃんの言語能力も高まっていくということです。

高祖さんのもとには「(赤ちゃんと)何を話したらいいのかわからない」といった相談もよくあるそうですが、これは何を話してもいいんだとか。「あ~そうだね」など、とにかく会話することが大事だそうです。

◆赤ちゃんとの意思疎通法“ベビーサイン”とは?

また、今回は赤ちゃんの気持ちをより理解するための育児教室、横浜市のベビーサイン教室「ひだまり」を取材しました。そこに通うママたちに話を伺うと、「小さい子が私に対してコミュニケーションしようとしてくれていることが楽しい」、「ただ泣いているだけじゃわからなかったことが、『そういう理由で泣いているんだ!』とわかるようになってきた」と話します。

では、言葉が話せない赤ちゃんたちの気持ちをどうやって理解しているのか。その答えは“ベビーサイン”です。これは手や指を使って気持ちを伝える方法で、例えば“おいしいのサイン”、“ミルクのサイン”などがあり、昨今、赤ちゃんを育てるママの間で注目されているとか。

一般社団法人・日本ベビーサイン協会認定リーダー講師の笠原さちこさんは、「まだうまく言葉を話せない時期でも考えていることや思っていることはたくさんあるので、それを伝える手段がベビーサイン。手や指が上手に使えるようになるのがだいたい(生後)6ヵ月ごろからと言われ、そこから始めるのがおすすめ」と言います。

個人差はあるものの、早くて2週間でサインを覚えて使う赤ちゃんもいるそうで、パパやママにとっては意思疎通ができることで育児の大きな手助けになります。

ちなみに、キャスターの豊崎由里絵の子どもはかつて、ご飯を食べて「おいしい」というサインを自然とやり始めたそうで、「それをやってくれるとこっちも嬉しい」と当時を回顧。そして、赤ちゃんとの意思疎通は育てる側にとっても重要であると再確認します。

また、脳科学者で理学博士の茂木健一郎さんはベビーサインを行う赤ちゃんたちの様子を見て、「もともと人類の言葉の進化はサインから始まったという説がある。なので、赤ちゃんも当然人類の進化の過程を辿っているので、ベビーサインからというのは、すごくナチュラル」と感心していました。

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<番組概要>
番組名:堀潤 Live Junction
放送日時:毎週月~金曜 17:59~19:00(※18:55終了の場合あり) <TOKYO MX1>
無料動画配信サービス「Rチャンネル」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/live-junction/
番組X(旧Twitter):@livejunctionmx
番組Instagram:@livejunction_mx

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