国による南海トラフ巨大地震の被害想定が13年ぶりに見直され、3月31日に発表されました。東京都内の被害想定も改めて発表されています。

南海トラフ巨大地震が発生した場合、全国では最大で29万8000人が死亡し、そのうち津波による犠牲は21万5000人と推計されました。
このうち東京都では津波による死者がおよそ1400人と想定されていて、特に島しょ部での被害が警戒されています。最大の津波の高さ予想によりますと、都内では新島村が28メートルで最も高く、次いで神津島村が24メートルとなっています。
また、それぞれ都内における津波以外の被害想定では、最大で、建物の全壊がおよそ1600棟、停電およそ6万戸、さらにおよそ9万4000人が断水の影響を受けると想定されています。