東京都心で25.9℃ “3月に夏日3回目”は観測史上初

2025.03.27(木)

10:00

3月26日の東京都内は朝から気温が上昇しました。都心では今年最高となる25.9℃を観測し、八王子や練馬など各地も25℃を超える夏日となりました。東京都心で最高気温が夏日となったのは、23日、25日に続いて3回目です。気象庁によりますと、都心で3月に夏日が3日観測されたのは過去150年間の観測史上初めてだということです。

3月26日の東京都内は朝から気温が上昇しました。都心では今年最高となる25.9℃を観測し、八王子や練馬など各地も25℃を超える夏日となりました。東京都心で最高気温が夏日となったのは、23日、25日に続いて3回目です。気象庁によりますと、都心で3月に夏日が3日観測されたのは過去150年間の観測史上初めてだということです。

中央区銀座では午前9時、すでに強い日差しが照り付け、しばらく外にいるだけでも汗ばむ陽気となりました。

また、50種類・およそ800本のサクラが植えられている台東区の上野公園では、ソメイヨシノはまだ満開とはいかないものの、多くの人がアイスクリームや冷たい飲み物を片手にオオカンザクラなど咲き誇る花を愛でていました。花見に来た人の中には「暑いのでソフトクリームを買った。先週水曜日は雪が降って寒暖の差が激しいからきつい」と話す人や「とても暑い。私たちが日本に到着した時はまだ雪が降っていた。サクラはとてもきれい」と話す外国人観光客の姿もありました。

季節外れの暖かさとなる中、強風による交通への影響も出ました。東北新幹線は宮城県の仙台-白石蔵王駅間で風が強まり風速計が規制値に達したため、午前10時半ごろから東京-盛岡駅間の上下線で一時運転を見合わせました。

駅の利用客からは「午後4時半の新幹線で郡山(福島県)に帰る予定だったがいつ動くか分からないので、いわき(福島県)まで別の電車で帰る」「帰省のため新幹線のチケットを取ってやって来たが、運転見合わせになって行けなくなってしまった。今から払い戻す」といった声も聞かれました。

JR東日本は「風が弱まり次第、設備の点検後に再開する」として対応に当たっていましたが、運転見合わせになってからおよそ7時間半後の午後6時10分ごろ、全線で運転を再開しました。

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