次世代の移動手段として期待される「空飛ぶクルマ」の体験会が東京国際フォーラムで3月17日から開かれています。東京都は交通渋滞の解消や迅速な物資輸送などを期待し、早ければ2027年度の商用運航開始を目指しています。

体験会で搭乗できる機体は2020年に日本で初めて有人で試験飛行を成功させたもので、高さ2メートル・幅と奥行きが4メートルの大きさです。実際に乗ってみると、1人用の座席ながら比較的ゆったりとしていて、普通乗用車と変わらない座り心地です。他にも、映像を用いた空飛ぶクルマの操縦体験や、VRで車が空を飛んでいる様子を見ることもできます。
東京都は空飛ぶクルマを2030年度には市街地で運航する予定で「体験会を通じて都民の理解を深めていきたい」と説明しています。このイベントは東京国際フォーラムで3月24日まで開催されています。