浅草仲見世通りが改装で風景に変化 耐水性の高い銅板で雨漏り対策

2025.03.07(金)

10:30

東京・台東区浅草の仲見世通りは、これまでの特徴的なエメラルドグリーンの屋根の改装工事が行われていました。この工事によって、浅草の風景が変わりそうです。

東京・台東区浅草の仲見世通りは、これまでの特徴的なエメラルドグリーンの屋根の改装工事が行われていました。この工事によって、浅草の風景が変わりそうです。

台東区浅草の仲見世通りは終戦から80年の月日がたち、一部の店舗では雨漏りがするなど建物が老朽化していました。そのため、去年=2024年6月から屋根の改装を行い、3月5日に完了しました。雷門から宝蔵門までの間にある13棟の屋根は耐水性が高い銅板に換わっています。新たに完成した屋根は出来上がったばかりで、まだ光沢もまぶしい銅の色をしています。一方、一足早く交換された通りの向かい側の屋根は時間の経過とともに少しずつ落ち着いた色合いに変わってきていて、浅草のノスタルジックな雰囲気になじみつつあります。

工事は人の通りが多い現場だったため、難しい施工になったといいます。工事を請け負った会社の社長は「インバウンドの外国人客も多い中、安全という部分には、工事期間中非常に注意した。安心安全で工事に携われたのは社員一同、浅草寺に感謝しているし、われわれのやりがいにもつながっている」と話しています。

工事の足場などは3月半ばまでに解体される予定です。

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