東京・小金井市長が一転“都道建設”一部容認へ 市長の主張が二転三転、市議会で追及

2025.03.05(水)

10:20

東京・小金井市で都道の整備を巡って混乱が起きています。

東京・小金井市で都道の整備を巡って混乱が起きています。

小金井市では災害時の避難路の確保や渋滞の緩和などのため、都道の整備が予定されています。ただ、整備予定地の生態系への影響などを懸念し、地元からは反対の声が上がっていました。

この都道の整備に反対する公約を掲げ2022年11月に初当選をした白井亨市長でしたが、今年2月14日になって計画を容認する市長報告を提出しました。ところが3月3日になって、今度は市議会に対し報告を撤回する旨を伝えました。

白井市長の主張が二転三転した状況を踏まえて臨時で開かれた4日の市議会本会議では、市議らが一連の流れを厳しく追及しました。「結局、市・市長の立ち位置はどこにあるのか」と市議から追及を受けた白井市長は「今、何を考えているのかシンプルに答弁すると、都道11号線については私は道路整備の必要性は否めないという考えを持っている」と答弁しました。

さらに公約違反であることや市長の責任の取り方についての質問には「一部、公約に反する行動を取っていることは否定の余地はない。それはそれとして、ただ他にもさまざまな公約、もしくは約束、市政の課題を解決していく。こういったことを含めて4年間の私の行動をもって評価されるべきだと思っているので、それが責任の取り方」としました。

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