政府備蓄米、3月10~12日に入札&下旬には店頭に… 価格値下がりするかが焦点

2025.03.04(火)

10:00

農林水産省は3月3日、政府備蓄米の放出に向けた初回の入札15万トン分を10日から12日に実施すると発表しました。3月下旬にも店頭に並ぶ見通しで、高騰するコメ価格の値下がりにつながるかどうかが焦点となります。

農林水産省は3月3日、政府備蓄米の放出に向けた初回の入札15万トン分を10日から12日に実施すると発表しました。3月下旬にも店頭に並ぶ見通しで、高騰するコメ価格の値下がりにつながるかどうかが焦点となります。

農林水産省によりますと流通の円滑化を目的とした備蓄米の放出は初めてで、売り出すのはコシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれなど合わせて41の品種です。初回入札の15万トンのうち、2024年産が10万トン、23年産が5万トンを占めます。消費者の元に確実に流通させるよう、集荷業者には販売数量や金額を農林水産省に報告させるほか、販売先の卸売業者にはすぐに精米することを求め、速やかに店頭に並ぶようにするとしています。

全国のスーパーで販売されているコメの平均価格は現在5キロ当たり4000円に迫る勢いで、去年=2023年の1.9倍と高騰しています。備蓄米の放出が高騰するコメ価格の値下がりにつながるかどうかが焦点となります。

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