
東京都内では農地の減少が続いています。農地には地産地消による食料の供給だけでなく、農業体験など自然との触れ合い、火災の際に開けた農地があることで火の燃え広がりを防ぐ役割、都市の気温が高くなるヒートアイランド現象を抑える環境保全の機能なども果たしています。さまざまな役割を持つ農地の面積について都内の推移を見てみると、15年前の2013年度には7400ヘクタールあったものが、それから10年たった2023年度には6190ヘクタールとなり、およそ16%減少しています。背景に何があるのか清瀬市で取材したところ、農地の減少による地域への影響が見えてきました。