足立区 サリン事件風化防止条例案提出へ

2025.02.21(金)

10:00

オウム真理教による地下鉄サリン事件から来月で30年となるのを前に、足立区は2月19日、事件の風化防止を目的にした条例案を20日開会の区議会に提出すると発表しました。区は成立すればこのような主旨の条例は全国初としています。

オウム真理教による地下鉄サリン事件から来月で30年となるのを前に、足立区は2月19日、事件の風化防止を目的にした条例案を20日開会の区議会に提出すると発表しました。区は成立すればこのような主旨の条例は全国初としています。

区によりますと、足立区内には、オウム真理教主流派の後継団体「アレフ」が3つの拠点を構えています。

区が、20日に区議会に提出する事件の風化防止を目的にした条例案には、区の役割として、事件が起きた3月20日を中心に啓発事業の実施に努めることや、風化防止に向け国に働きかけることが盛り込まれました。

担当者は、事件を知らない世代が増える中、条例を制定することで啓発活動を推進し「凄惨なテロ事件を繰り返させないようにしたい」と話しています。

今年(2025年)は、来月(3月)、区役所でサリン事件やオウム真理教に関する写真のパネルなどを展示する予定です。

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