東京・国分寺市は新年度=2025年度の予算案を発表しました。認可保育園の待機児童対策として、既存の保育園を活用する方針を示しました。

国分寺市の新年度予算案は一般会計が約605億6400万円となりました。前年度には新しい庁舎の建設に伴う工事費が計上されていたことなどから、新年度はマイナス4.9%となりました。
2月17日の会見で国分寺市の井澤邦夫市長は「今回の予算は子どもを中心とした、子育てしやすい街づくりを基本に置いた」と説明し、待機児童対策を強化する方針を示しました。
2024年度の国分寺市の待機児童数は24人で、全員が1歳児だったということです。この状況を改善しようと、待機児童となっている1歳と2歳の子どもを対象に、2つの市立認可保育園でそれぞれ10人ずつ預かる方針を示しました。預かる期間は1年間で、市はこの事業に約3570万円を充てるとしています。