海外出張のためタイの首都・バンコクを訪れている東京都の小池知事は2月6日、バンコクのチャッチャート都知事と面会し、防災や観光などの課題について意見交換を行いました。

タイでは毎年、雨季になると洪水などの水害が発生していて、2011年から12年にかけての洪水では800人以上の死者が出たということです。面会では両都市に共通する防災対策などの取り組みについて協力していくことを確認し、今後、防災に関する技術や教育などの知見共有を図る方針です。

小池知事は会見の中で「レジリエンス（回復力）を確保していくという共通の課題に向けて、さまざまなノウハウの交流、教育についてもノウハウを共有していき、それぞれの都民の命を守っていく」と述べました。一方、バンコクのチャッチャート都知事は「東京都から学ぶことは多い。知識を生かしてバンコク都民によりメリットを与えたい」と話しています。

また「ナイトタイム観光」など、観光の面でも両都市間でプロモーションを行うなど、発展に向けて連携を強化していくということです。