品川区は2月5日の新年度予算案会見で、所得制限を設けない区立中学校の制服や修学旅行費の無償化を行うと発表しました。

制服無償化の対象となるのは、現在小学5年生で再来年度に区立中学校へ進学する生徒1930人です。制服は最初の一着が無償となり、保護者が学校に対してサイズを申告し、学校が一括購入することで保護者の負担をなくすということです。
制服の無償化は予算額1億142万円ほどで、23区では初めての試みだということです。品川区は全生徒が購入するため、所得制限は設けないとしています。
また、来年度から区立中学校3年生と区内在住の特別支援学校中学部3年生の修学旅行費も無償化すると発表しました。1人あたり7万5千円を上限とし、こちらも所得制限は設けないということです。
森澤区長:「少子化の原因であります教育費の負担は、以前から指摘されているもの。もともと教育費無償であるべき。物価高騰のなかで、さらに子育て世帯が厳しくなっている。そういった意味で制服であるとか修学旅行の子育ての負担軽減を行う」