東京都が下水道管を緊急点検 八潮市道路陥没事故から1週間…救出活動続く

2025.02.05(水)

10:20

埼玉・八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故は発生から1週間がたちました。現場では運転手とみられる74歳の男性の救助活動が続いています。この事故を受け、東京都は2月3日から下水道管の緊急点検を進めています。

埼玉・八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故は発生から1週間がたちました。現場では運転手とみられる74歳の男性の救助活動が続いています。この事故を受け、東京都は2月3日から下水道管の緊急点検を進めています。

今回の点検は道路陥没の再発を防ぐため、国土交通省が全国の自治体に要請したものです。国の要請の対象となるのは、大規模な下水処理場に接続している直径2メートル以上の下水道管で、都内では清瀬市・東久留米市・東村山市・西東京市にまたがるおよそ19キロです。点検では陥没を引き起こす恐れのある腐敗などがないかをマンホールから入り、目視で確認するということです。緊急点検の対象となった東久留米市のマンホールでは作業員2人が中に入り、目視で下水道管の状況を確認していきました。この日、東京都下水道局の担当者は「今回の点検箇所は異常なかった。きのうは4カ所点検し、異常がないことを確認している」と話しました。

また、東京都は国の要請とは別に、腐敗する可能性のある下水道管の点検も進めていて、長さはおよそ24キロ、マンホールおよそ650カ所になります。

緊急点検を受け、近隣住民からは「ありがたい。たまたま自分の家の前の道路は新しくできた道路なので陥没はないと思うが、でも人ごとではない。点検だけでもしてもらわないと心配」「うちの近所でも小さな穴が開いたことがある。すぐに補修してくれたが、どこにでもあり得ることだと思うのでちょっと怖い」などと話していました。

国交省への点検結果の報告期限は2月7日までとなっていて、各自治体の迅速な対応が求められています。

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