樹木の伐採を巡って反対の声が上がる明治神宮外苑の再開発について、事業者が樹木を移植するための調査を開始しました。調査の対象となるのは、4列のイチョウ並木から秩父宮ラグビー場に向かう道路の両脇にあるイチョウ並木などの19本です。調査は2月3日から始まり、4日には報道陣にその様子が公開されました。

再開発を行う事業者によりますとこの調査はそれぞれの樹木が移植できるかどうかを調べるもので、木や根の状態を確認するほか、栄養素が高い土への入れ替えや、根の表面を剥いで新たな根が出やすい環境をつくるなど、移植に向けた作業も行われます。
樹木1本につき現場での作業を1カ月ほど続けた後、およそ1年かけて移植ができるかどうか確認していくということで、全ての調査結果が出るのは3年から4年後になるということです。