千代田区長選・西東京市長選、いずれも現職が再選果たす 投票率は過去最低

2025.02.04(火)

10:20

任期満了に伴い2月2日に投開票が行われた東京・千代田区長選挙と西東京市長選挙は、いずれも無所属の現職が再選を果たしました。投票率はどちらの選挙とも過去最低を更新しました。

任期満了に伴い2月2日に投開票が行われた東京・千代田区長選挙と西東京市長選挙は、いずれも無所属の現職が再選を果たしました。投票率はどちらの選挙とも過去最低を更新しました。

千代田区長選には現職と新人合わせて5人が立候補し、無所属・現職の樋口高顕さんが1万703票を獲得し、次点の佐藤沙織里さんをおよそ4200票差で破り、再選を果たしました。樋口さんは1期目で実現した所得制限なしの次世代育成手当など子育て支援の拡充のほか、今後は物価高対策として食料品などに対する生活支援を促進していくと訴えました。再選を決めた樋口さんは「1期4年間の取り組みが評価いただけたと思う。(2期目は)現場主義を徹底し、行政サービスを一人一人必要な時に手元まで確実に届ける。この2点をこれまで以上に意識して改革を進めていきたい」と意気込みを語りました。投票率は39.11%で、過去最低となりました。

一方、西東京市長選は現職と新人の合わせて3人が立候補し、無所属・現職で自民・公明の推薦を受けた池澤隆史さんが3万7171票を獲得し、新人2人を破りました。当選した池澤さんは1期目で実現した給食費無償化の継続や、老朽化した小中学校の建て替えなど「次世代につなぐ街づくり」を進めると訴えました。再選を果たした池澤さんは「子ども、環境、平和、そして若者。この4つの政策の柱をさらに発展させていく。次の世代に形ある街づくりを残していきたい」と決意を述べました。投票率は32.72%で、こちらも過去最低となりました。

■千代田区長選挙・開票結果(敬称略・選管確定)
樋口高顕(無・現)10703=当選
佐藤沙織里(無・新)6474
浜森香織(無・新)2991
新藤伸夫(諸・新)157
黒川敦彦(諸・新)63

■西東京市長選挙・開票結果(敬称略・選管確定)
池澤隆史(無・現,推薦=自・公)37171=当選
井手重美津子(共・新)11092
杉浦未来(無・新)6171

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