若洲公園に都内最大の遊具整備費用も 江東区が過去最大の新年度予算案を発表

2025.02.04(火)

10:10

東京・江東区が新年度=2025年度予算案を発表しました。過去最大規模の2784億5300万円となる見込みです。

東京・江東区が新年度=2025年度予算案を発表しました。過去最大規模の2784億5300万円となる見込みです。

今回発表された予算案の目玉の一つは、2027年4月のリニューアルオープンを目指す若洲公園の整備です。2月3日に行われた会見で、江東区の大久保区長は「地上12メートルの高さから滑り降りるローラースライダーなど、4つの都内最大を有するオリジナル遊具となる」と発表しました。設置されるのは、高さ10メートルから滑り降りる滑り台などのほか、19.8メートルの高さには公園のシンボルにもなる屋根が設置されます。新年度の予算案には公園の整備に7億4532万円、大型遊具の建設に2億2487万円が盛り込まれています。

この日、若洲公園を訪れていた区民の1人からは「全く知らなかった。意外ですね。釣りとかサイクリングとか自然を生かした感じだと思っていた」と話す一方で「(公園へは)年に1回来るかどうか。車がないと来られないから、ちょっと来づらい。バスも1時間に1本ぐらいしかない」と、交通アクセスの課題も指摘していました。

公共交通機関で若洲公園を訪れるには新木場駅や東陽町駅から都営バスに乗って移動するしかない現状については、大久保区長も「公園の整備とは別に、区では交通アクセスについての公的な計画を来年度以降策定することも考えている。区内の周遊性を高めてどうやって交通の整備をしていくかについては、その計画の中で考えていきたい」としています。

このほか江東区の新年度予算案では、海路や空路も使える3日分の食料を備蓄できる23区最大級の防災倉庫を新木場に整備する費用や、物価高騰対策などが盛り込まれます。

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