東京・大田区の小学校に、区内の学校では定番の“大人気給食メニュー”が登場しました。区は記念日として認定し、大田区から全国に広まったともいわれる揚げパンのように、大田区の給食の魅力を発信したい考えです。

大田区にある小学校で1月29日の給食に登場したのは、大田区が誇る地元の人気給食メニュー「たこぺったん」です。たこぺったんは1995年ごろ、区内の中学校の栄養士が子どもたちに人気だった「たこ焼き」をかき揚げ風にアレンジした給食メニューで、タコのほかにも大豆やニンジン、トウモロコシなどの野菜も豊富に入っています。この日も、給食を食べた子どもたちは「サクサクもちもちでおいしいです」などと話していました。
大田区の志茂田小学校では児童たちの授業の一環として、この「たこぺったん」を使った食育や地域活性化に力を入れていて、これまでには児童たちが地元の大手スーパーと協力して販売を行うなど、普及に取り組んできました。そして今回、新たに児童たちが発表したのは、1月29日を語呂合わせで“一(1)番・に(2)んき(人気)の・給(9)食の日”として、大田区が『たこぺったんの日』と認定したことです。志茂田小学校で開かれた発表会では児童2人が『たこぺったんの日』に決まったことを漫才で披露しました。大田区は今後、この記念日に合わせて学校給食から始まる食育を充実させ、大田区の給食の魅力を発信するきっかけにしていく方針です。
給食を楽しんだ子どもたちは「たこぺったんはめちゃくちゃおいしい。これを知らないのは人生損していると思うので、広めたいと思った」「いろいろな人にたこぺったんの魅力を知ってもらい、おいしいと食べられるようにしたい」などと話していました。